孫悟空にはなれない

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完全手打ち多加水ラーメンの作り方

みなさんこんにちは。前回の記事をアップしてからだいぶ時間が経ってしまいました。その記事で書いたように、この間ぼくは仕事を休んで子育てをしていました。パートナーと一緒に取得した長期間の育児休業の様子や子どもの成長などは次回以降の記事でまとめ…

さて、家庭を持ってみて 2019

このブログを運営する私たちは、子どもができたので結婚することにした。子どもが産まれ育つ過程で法律婚していたほうが面倒が少なくなると思ったから役所に紙を3枚出しにいった。社会保障等を得るためにしたことだから「おめでとう」と言われても困ってしま…

自殺と反日ノート

もういやだ。私は日々のうのうとなるべく楽しく生きている。でもまさにそのとき入管では国家によって「外国人」が殺されており、在日〇〇人たちを前に私は入管体制そのものとして現れている。津村喬が『戦略とスタイル』他で書いたことは現在の私をつよく撃…

風景と海――『ガンバの冒険』論

"海は見なければ想像できない" というのは本当だ 海はすごく大きいとか果てがないとか思っていても 言葉だけのことであって実際に海を見たらね… ――ドゥルーズ『アベセデール』 かつてあの松田政男は『風景の死滅』のなかでこう言っていた。(1) 中央にも地…

上野千鶴子と砂肝とnicolaと

もう金曜日午後とかって全然やる気ないじゃん。うん、月曜日からやる気ないけど金曜日ってその五倍はやる気ないんだよね。たった1時間の休憩が終わったところでエンジンがかかるはずもないからさ、あ、まーうな重でも食べたら少しは元気出たかもしれないけど…

鶏そばなんきちの店主を悼む

鶏そばなんきち早稲田店の店主が亡くなった。私がこの文章を書いている5日前、2019年2月22日のことだった。 世の中に早すぎる死と遅すぎる死があるのなら、高井一さんの死は明確に前者の死だった。王将の社長が本社前の駐車場で射殺されてもさして悲しくはな…

図書館の迷惑利用者対処法

図書館は人民の知を半ば独占している。利用資格のない者には資料の貸出はさせないことになっているし、年間億単位の予算で賄われるデータベースも利用できないことになっている。なぜ身分によって利用できる知に違いがあるのか。もちろん、そうなっているだ…

元旦の日の出来事

元旦、お昼まで寝ている恋人を叩き起こし、おそらくどこも休みであろう町にご飯を食べに出かけた。 ある交差点をわたっていると、私の目に珍しい光景が飛び込んできた。所謂ホームレスと呼ばれる人が、こちらを向いて下半身を露わにしているのである。私は驚…

悲しい悲しいお知らせ

平成に生まれた身として、平成最後の夏を締めくくる為にとはじめたヴァジャイナ脱毛ですが(正直平成最後とかどうでもいい)、既に4回ほど照射(光脱毛)を受けその度にツルツルピカピカになりました。 初めはドキドキした照射も4回もやると、店員2人がかり…

非合法闘争としての大西巨人『神聖喜劇』論

とつぜんですが、以前『群像』の新人賞に山本さつき名義で応募し1次予選を通過した「〈問い〉と〈叫び〉ーー大西巨人『神聖喜劇』論」を公開します。手直しすべき箇所やいま読むとこれはどうなのという部分もあるけれど、あえて投稿したものと同じ原稿を載せ…

東京図書館紀行(図書館司書の給与明細)

すこし前に業界最大手代理店の仲介で都内の図書館に旅行にいくことになりました。そもそもぼくは旅行なんてしないほうがいいし、してはいけないと考えていました(そしてこの考えは旅行を通して強まりこそすれ弱くなることはありませんでした。みなさんは旅…

ヴァジャイナ脱毛日記ー続編ー

あー、あ、放送席〜放送席〜 こちら本日のヒーロー、ヴァジャイナ脱毛を初体験、またVIO +脇のサイクルヒットも経験されたという◯さんにきていただいております。 先日ヴァジャイナ脱毛を初体験されたとのことですが、感想を伺っていいですか? ◯「たまたま…

ヴァジャイナ脱毛日記

「ヴァジャイナ脱毛、はじめました」 そう、冷やし中華でもなく、かき氷でもなく、冷感敷きパッドでもなく、はじめましたVIO脱毛! 注 ヴァジャイナはまんこの事なので本当はVIO脱毛、ハイジーナ脱毛だけどかっこ悪いのでヴァジャイナ脱毛と勝手に呼びます。…

銭湯的コミュニズム、あるいは自然回帰水について

さして高さのない天窓から差し込む夕陽を大小さまざまの箱からたちこめる湯気が吸って淀んでいる。プラスチック製の桶がくすんだ色のタイルとの間でたてる乾いた音と備えつけの安いシャンプーのにおいが、熱すぎる湯とよく冷えた水風呂の絶えざる往還を包み…

「五芳斉」@神楽坂――鼻で食べるラーメン

早稲田通りと外苑東通りが交錯するあたり、「中華そば としおか」に並ぶ中年おじさんたちを尻目に五芳斉に向かう。年季の入りすぎた庇と赤い看板が迎える町中華で昼時は近隣の労働者たちが空腹を満たしに訪れるがピークを過ぎれば店内はいつも空いている。 …

いつかの夢公開

300円ショップで子羊を買う。甘えんぼで人懐こくてかわいい。町で恋人がどこかへ行く。私は英会話教室に混ざる。恋人が帰ってこない、電話する。帰って来る気はない。子羊が子ヤギだったことを知る。